感情の解放については何度も書いていますが、最近ちょっと考えたことを補足したいと思います。
日常生活のなかで、悲しかったり、怖かったり、腹が立ったり、不安だったりすることがありますが、その際に出ようとした感情をそのまま周囲にばら撒いてしまわないほうがよいとは思います。
そこで、自分の感情を手放して、もう少し大きな視点から状況を捉えて、他人や状況に対処しようとするのですが、ここで一つ大事なことがありそうです。
それは出てきた感情を全部自分が感じ終わったか? 一部、飲み込んでしまったり、その感情にフタをしてしまっていないか? ということです。
もし、感情にフタをしたり、グッと飲み込んでしまったりしたら、その後で、必ず、それを出す機会を自分で作らなくてはなりません。それをしないと、表面的には処理しているようですが、実は内部に残っている可能性が高いと思います。
私は、ここで、エネルギー的に抑えてしまった感情を抜くようにするのですが、かなりの時間をかけて徹底的に取り除いたつもりでも、自分の抜き方の癖などでどうしても取り残してしまうことが多いのに気づいています。その感情の種類や強さにもよりますが、20分くらい静かによ〜く見て取り除いても、だいたい残っています。
もう一つの取り除き方としては、その感情を本当に表現する場をつくることです。例えば、怒りであれば枕を殴るとか、悲しみであれば一人涙を流すようにするとか……。怒りなどの動的なエネルギーなら、体を動かすことによって解放することも出来ますが。
いずれにせよ、自分で自分の状態をよくモニターしておいて、感情のエネルギーがキチンとなくなっているかは、自分の感情(今取り組んでいる課題に関連していますので)ですので、他のものよりは取り除きにくいことは認識しておく必要がありそうです。