男性が女性を「母親」か「友人」として見られない

パートナーを「母親」や「友人」としか見られないというのは、結構共通して男性が持つ感情みたいですね。

「友人」というのは、ある意味でたいへん素晴らしいことで、やはり人生の大きな部分をシェアして生きていくわけですから、「コムラード」「戦友」みたいな感覚は大切ですし、とてもよいことだと思います。

「母親」については、男性にとって女性に受け容れてもらいたい、護ってもらいたい、包み込まれたい、甘えたい、というニーズがありますから、それが強く出てしまった時には、「母親」的な存在としか見られない、ということはあると思います。


それは自分自身のなかの癒されていない・満たされていない部分が、それを前面に出させているところでもあると思っています。つまり、インナーチャイルドが根本にあるのかも。


その場合、自分の癒されていない部分を癒すことが大切で、 セラピーを受けてもよいですし(別にセックス・セラピーみたいなものでなくても、このような癒されていない部分は人生のほかの局面でも出ていることが多い ですから、それを全体的に扱うようなセラピーでよいと思います−−私はそれを目指してます)、或いは、内観のようなものをしてみて、自分の子供時代を見つ めることも出来るかと思います。(ブッシュ・エッセンスなら、例えばボトルブラシ、スタート・デザート・ピーなど)


他方、解決方法の一つの可能性として、男性は自分の性的ニーズのためではなく、相手にいかにして喜んでもらうかを意識するといいかも知れません。結局男性の性は単純なものですから、複雑な女性性を知って満足させることが挑戦みたいに感じたら闘志が出てくるかも……。

最初は「挑戦」だとしても、それが相手を思いやる気持ちになりますし、それが愛を深めることにもなってくると思いますので、これはお二人のためになることだと思ってます。(ブッシュ・ガーデニア、フランネル・フラワー、リトル・フランネル・フラワー、スタート・デザート・ローズなど)


あと、これはお二人の関係性によりますが、女性が「母性」を前面に出してきている場合もあります。これは自分の女性としての性に罪悪感や羞恥心があって、女性として表現することが難しく感じている場合などです。

女性にとって母性を出すほうは簡単ですから、ある意味でそこに「逃げ込んでいる」部分もあろうかと思います。(ビリー・ゴウト・プラム、ドッグ・ローズ、リトル・フランネル・フラワー、ファイブ・コーナーズ、レッド・ヘルメット・オーキッドなど)

もちろん、男性側が包まれる・甘えるニーズが強いと、自然と女性は母性を出すようになるので、双方が選択しているということでもありますが。


端的に言えば、自分を一人の大人として自立させる、というところ、それから愛について学ぶ(引っ張る小さな愛と、相手を受容する大きな愛のバランス)、というあたりが、セックスレスの根本的な課題なのかな、と思っているところです。 (ボトルブラシ、ボアブ、ファイブ・コーナーズ、ブルーベル、ウェディング・ブッシュなど)

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次に、家ではセックスレスだけれども、セックスフレンド(SF)はいる・欲しいと思っている場合です。ただし、使えるフラワーエッセンスなどは省略します。

仮に、男性側がそういう状態だと仮定します。

女性・奥様が公認している場合もあるかも知れません。

例えば、二人の関係が極めて友人に近いものになっている場合、オープンな関係(相手以外の人と恋愛してもよいが、例えば今の枠組みは崩さないようにする) になっていることもあるかも知れません。その関係でお互いにハッピーなら、それはそれも一つの関係かと思います。

ただ、通常、セックスレスで悩んでいらっしゃる場合、本当に望んでいらっしゃるのは感情を伴う「本物の」関係性なのではないかとも感じます。

ではSFとそのような関係が築けるものか、 というところですが、個人の感じ方は色々ありますから何とも言えませんが、一般的に最初はSFで、お互いに束縛しないようにしよう、と考えていたとして も、人には欲がありますから、結局「自分のものにしたい」「他人には渡したくない」「もっと一緒にいたい」という風になるパターンが多いのではないでしょ うか?

恋愛はとても強い感情のチャージを伴いますから、そうなるのも正常だろうと思います。

例えば、避妊をしていたとしても、SFとの間に子供ができたとします。堕胎はとても女性の体・心に大きな傷を残すことが多いですから、妊娠すると女性は母 性が大きく出てきて、やっぱり子供を産みたい、家庭を作りたい、と思われないでしょうか?

その時に、男性としてはどうするか? 相手のことを本当に思いやって、大切に思っていたとすれば、自分の心のパートナーにそのような経験をさせることは、苦しいことにならないでしょうか。

妊娠していなくても、例えば(これは男性側からも女性側からもあり得ますが)相手に飽きてしまった、相手との関係が上手くいかなくなったら、また新しいパートナーを探すということにならないですか?

このような行動の根本にあるものは、ひょっとすると「愛されたい」という気持ちなのかもしれません。つまり誰かに愛されているという感覚が欲しい・そこに欠乏感があるので、それを満たそうとしているのかも。

誰でも愛されたいと思っていますし、それが生命の危機に直結していると感じる場合も多いと思います。これを乗り越えるためには、色々な方法がある思います が、一つは自分が愛を受け取っていることに気付くことと、自分のなかを何らかの方法で満たすことから始める、というあたりでしょうか。これについては複雑 なので、別に譲ります。

もう一つの側面としては、目の前の関係性を改善させることから「逃げている」部分もあるかも知れません。これはコミットメントの弱さということになりますが。

そのような方の場合、しばしば子供時代に親が子供の先回りして世話をしてきたとか、或いは親が決めたことに従わざるを得なかったケースもあります。そこで生まれた従順さ、或いは反抗心の根っこには、外部への依存があるように思います。

この依存傾向は薬物などへの中毒という形でも出ることもありますし、または自分の人生の目的へのコミットメントの弱さという風に出ることもあります。

どのような関係でも、かつ、それが親密なものであればあるほど、恋愛初期のように相手の姿が理想的で欠点が何もないように見える時期を過ぎると、相手の本 当の姿が見えてきたり、どうしても埋まらない価値観や見解の相違が出てきたりして、難しい時期がやってきます。

その時に、相手を思い通りにしようとしても事態は悪化するだけですので、相手をそのままどれだけ受け容れることが出来るか、が試されているように思うのです。因みに「受け容れる」というのは、相手の言いなりになる、というのとは違います。違いは違いとして認め合って、そのような違った個性を持った相手を敬意を持って受け容れるということです。

しかし、恋愛の延長線上にいると、そこにあるのは「愛されたい」「自分の思うとおりの人でいて欲しい」などですから、基本的なベクトルは「自分のため」なのだと思います。

「自分のため」の状態に留まると、関係性がうまくいかなかった時には、そこから逃げようとしたり(浮気に走るとか、自分の趣味に走る、相手の話を聞かなく なる、など)、または、相手を責め始めたりすることもありそうです。

この状態は、「相手を受容する」愛とは違ったものになってきますよね。相手を受容する愛が、人生のパートナーに対する愛であり、家族愛、母性愛、父性愛の基本にあるように思います。

恋愛も、「自分のため」からスタートすることが多いと思います。その内、相手の本当の姿(自分の理想とは違った面)、相手と自分の考え方の違い、などが明 らかになってくると、「自分のため」の恋愛から抜け出して、そこで相手をそのまま受容するようにすることで、もっと大きな愛になっていくのだと思います。


でも、もし、自分のパートナーと関係がワークしない、どうしても価値観が違う、人生のパートナーとしてお互いに不幸になる、ということなら、相手とフランクに話して解決するようにする(それは関係を改善するのか、お互いに違う道を歩むことを決めるのかはわかりませんが)というのも、お互いのためになる、誠意ある対応だろうと思います。

もちろん、社会的・経済的・家庭内の色々な課題が絡まってきますので、二人だけの問題とはいえませんが、まずは二人でどうするのか、どうしたいのか、を話し合いはじめることが大切なのではないでしょうか?

それが相手が新しいスタート切ることを可能にしますし、ひいては自分が望む状況が一日も早くやってくる、ということに繋がると思います。

余談ですが、もしパートナーに隠れて外で関係性を持っている場合、大部分の人はそこに罪悪感がありますので、これがEDの大きな原因になっていることも多いと思います。



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