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ホリスティック・セラピーは、渋谷から12分の神奈川県武蔵小杉にあるクリニックです。

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アプローチの一例 General Approach

他人が幸せなら自分も幸せ


愛について考えていると、どうにかして自分の満たされていない部分を埋めようとしている「恋愛モード」「小さな愛」の段階だと、自分の求めているものを与えてくれる場所にいようとすることになります。恋人、パートナー、あるいは家族でもそうですが、結局は自分が欲しいものを相手から引っ張り出そうとすることになります。

しかし、自分が求めるものは限界がありませんから、結局はいつまで経っても満たされない・欠乏感が消えないということになるように思います。いわゆる「自己愛」「小さな愛」「引っ張る愛」です。

では、それをもう少し大きくして、周囲の人が幸せであれば自分も幸せだと 感じることが出来れば理想的です。よく言われるように、自分が一番求めているものを周囲の人に与えることによって、それが自分を満たしてくれるという状態 です。自分が寂しさを感じているのであれば、周囲の寂しそうな人のために何かをしてみる、自分が怒りを感じているなら、周囲の怒っている人のために何かを してみる。そうすると自分の一番満たされていない部分、傷の部分を癒すことが出来るわけです。まさに、情けは人のためならず、です。911事件の時に「神 との対話」シリーズのニール・ウォルシュが出したメッセージに同じことが書いてありました。これが「他者愛」「与える愛」「大きな愛」

日頃、人生での様々な出会いは基本的にその機会を自分に与えてくれるためにあると思っています。つまり究極的には自分の状態・自分の今の課題を知りたけれ ば、自分の周囲の人の状態を見ていればわかる、ということになります。周りに怒っている人がいれば、それは自分の内部に未消化の怒りが残っているのではな いか、それを見たらどうですか、という天からの招待状だと考えるわけです。

ただ、しばしば感じることがあるのですが、確かに自分には何もいらないから、他人が幸せであればいい、それが自分の一番の幸せである、という段階に達する ことは可能だとは思います。また、それを心がけている人がいわゆる精神世界に生きている人にたくさんいるようには感じているのですが、そこで自己犠牲の要素を感じることがあるということです。

つまり、自分の理想とする「与える愛」「大きな愛」を実践しようとしているのだけれど、そこまで一足飛びに行く前に自分の中にあるものをよく見ることも大 切だと思うのです。というのは、これまで自己犠牲の癖がついてきている人、つまりガン傾向を持っている人にとっては、自分のコップを満たすことの感覚が薄 いこともあり、自分の中に重く抑圧されている怒りや悲しみに気付いていない場合があります。そのような場合、まず自分をハッピーにすること、自分のニーズ をしっかりと見つめることがまず第一歩なのではないでしょうか。

自分の幸せ・ハピネスを犠牲にすることは自由意志を持っている人間としては一番してはいけないことで、それは魂の存在理由を否定することになると思ってい ます。自分のコップが満たされていない人が他人のコップを満たすことが出来ないのと同じです。

もちろん、自分のハピネスを他の方法で達成できる人はそれで もいいんですが、ややもすればそれは修道女的な態度になってしまいます。これは自分のニーズを無視、抑圧することになって、内なる怒りを抱いたまま生きて いくことになるように感じます。魂にとって自分の存在理由を否定されることは、とても強い内なる怒りを引き起こすからです。これは「大きな愛」「他者愛」 と一見同じですが、大きな違いがあるように思います。

では、自分のハピネスを地上で満たすことは本当に出来るのか?が問題になりますが、自分がへこんでいる時には、これほど難しいこともありません。どうして も強い欠乏感が出てきて、どうしても自分のバイブレーションを高めることが出来ないと感じることもあります。感情の渦に巻き込まれて、穴に埋まり込んでい るような感覚。

そのような時に、感情の解放、エネルギーの解放が行えればいいのですが、まずそれをやってみて(自分のオーラやチャクラからエネルギーを取 り除く)、それでも自分の幸せの天秤がどうしても欠乏感のほうに傾いている場合、その天秤の片方に圧倒的に強い・大きな愛の存在を載せることが出来れば、 つまり自分が満たされているという感覚を得れば、自分の軸がぶれないで、人のために尽くすことが出来るようになります。

人によっては、自分のハピネスの天秤のもともと大きな愛の存在、例えばキリスト存在のようなものを載せているという感覚があって、地上で他人から愛をもら えない経験をしても、自分の欠乏感を癒すことが出来る、自家発電出来る人もいるようです。このような目的のために宗教というのはあるのかも知れません。

もちろん、森を散歩して自然からの癒しを受けることも一つの解決策でしょう。自然は資源が本当に豊富で、こちらが求める限りはいくらでも癒しを与えてくれま すから。

でも、本当に自分の欠乏感が強くてどうしようもない時、すっかり穴に落ちてしまったときには、これでも足りないと感じることがあるかも知れませ ん。そのような時に、大きな愛の存在(高次の霊的存在を前に瞑想する、地球の様子を大気圏外から撮った映画を観るとか、良質な芸術作品の霊的エネルギーを 受取るとか)に自分を開くことが出来れば助かりますから、日頃から自分のなかでそのような資源を増やすようにすることも大切なのでしょうね。
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